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講演会(ラムサール条約湿地登録イベント)報告

【 葛西海浜公園の今とこれから】


3月2日(土)14時より江戸川区総合文化センター研修室にて同窓会主催の講演会が開催されました。【葛西海浜公園の今とこれから】~ラムサール条約湿地登録イベント~というテーマで、4人の講師の方に講演していただきました。

 

●講師名(講演順)

  • えどがわエコセンター      理事長 小林 豊 氏
  • 江戸川区環境部環境推進課調査係 係 長 渡邊 俊明氏
  • 日本野鳥の会東京        幹 事 飯田 陳也氏
  • DEXTE-K         代 表 橋爪 慶介氏
講演会報告写真1

はじめに前田会長の挨拶から始まりました。小林氏には「葛西地区の今昔」というテーマで講演をしていただきました。スライドで明治時代の古い地図から順に葛西地区の移り変わりを拝見し、腰巻き漁でアサリを採っていた珍しい写真などが印象的でした。そして環境を守る三つの闘い(葛西ごみ不法投棄・航空機騒音・成田新幹線通過)について話されました。

 

続いて、渡邊氏がラムサール条約登録までというテーマで、谷津干潟訪問→ラムサール事務局視察→環境省視察→ラムサール事務局視察→都知事視察という過程を通して、登録に至った経緯を話されました。

講演会報告写真2

飯田氏は渡り鳥の生態 ラムサール条約登録の大切さと、生き物が豊かな生活のできる自然の公園をめざして活動をしていると、色々な例をあげて葛西臨海・海浜公園がどれだけ大切な場所であるかを話されました。

 

最後に、橋爪氏が葛西海浜公園西なぎさにおける漂着ごみの実態と地域貢献活動の必要性を話されました。この中で、コンビニ・スーパー等の袋がマイクロプラスチック問題に大きく影響していて「ごみ拾いなど出来る事からコツコツと行動していくことが大切」という言葉に共感を覚えました。

報告用写真(3)

国際的にも重要な湿地を保全するという難しいテーマの講演でした。講師の方々の熱心であたたかい言葉が参加者の胸にきちんと響いたことがそれぞれの表情にも表れていました。

 

質疑応答では、ごみ問題・ワイズユース(賢明な利用)の質問にも熱心に答えていただきました。これからの講演会も待ち遠しくなるような予感がしたすばらしい講演会でした。エコバックや振り込め詐欺防止ステッカー、透明ケースなどが参加された方へお土産として配布されました。

 

(取材:広報部会 加藤、撮影:大内)