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大人の社会見学参加報告

大人の社会見学体験記

~歴史民俗博物館で見る日本の歴史・文化の流れ~


(集合写真と植物苑の花)

 9月7日(木)同窓会主催イベント「大人の社会見学」が行われました。朝の8時30分に参加者77名が2台の観光バスに分乗し篠崎駅前を出発しました。今回の見学場所は、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館、成田山新勝寺、神崎町の道の駅「発酵の里こうざき」です。

 

 午前9時20分には国立歴史民俗博物館(略称:歴博)がある佐倉城址公園に到着。バスごとに記念撮影をした後、入館しました。歴博は昭和58年3月に開館した延べ床面積3万5千平方キロメートルを有する博物館です。我が国の歴史と日本人の民俗(風習・風俗)をテーマに、出土品等の実物資料に加え、精密な複製品や学問的に裏付けされた等寸大、又は縮小模型をたくさん展示して各時代の文化について分かりやすく解説しています。 

 見る人それぞれが中学校や高校で習ったことや漫画、小説などに出て来る種々の品物、建造物、情景などが間近に見られるのですから、関心があるものに出会うと時が経つのが忘れてしまいそうです。昨年の社会見学で伊能忠敬の家を訪れましたが、彼が測量し、描いた地図の複製や北前船、昭和14年生まれの筆者が都内で経験した戦中・戦後の模様など懐かしく思い出されました。

 

 6つある展示室のうち、第1展示室(原始・古代)は改装中で見られませんでしたが、第2展示室(中世)、第3展示室(近世)、第4展示室(民俗)、第5展示室(近代)、そして第6展示室(現代)と2時間かけて見学しました。出口にたどり着いたとき見学順路の距離を係員に聞いたところ、第2から第6までで4キロメートル強あり、第1室からだと5キロメートル近くあるそうで、館内の広さがお分かりいただけると思います。

 歴博の後は成田市へ移動して昼食をとり、午後1時から2時まで真言宗智山派の大本山、成田山新勝寺を参詣しました。以前筆者が初参りに来た時は、参道はもとより境内は人があふれんばかりでしたが、今回は小ぬか雨降る週日のためか人影はまばらで境内各所をゆっくりと見て回ることができました。

 

 最後の見学場所は、神崎町の道の駅「発酵の里こうざき」でした。午後2時30分から3時30分までショッピングを楽しみ休憩をした後、雨の中帰路に着き、午後4時50分に篠崎駅前に無事に帰着しました。

 (記:広報部会 伊藤武)